1. 復興再生のための海洋エネルギー利用
東北の沿岸域には水深200m以下の比較的平坦な海底が広がっており、これは沖合での海洋エネルギー利用には理想的な海域の一つである。海岸線約100kmにわたりアジア・太平洋地域最大の海洋エネルギー利用特別海区を設定し、近い将来、わが国原子力発電の相当量を再生可能エネルギーに置き換える出発点とする。
復興再生から国際競争力を確立し、グリーン電力による地産地消、および地産都消(300万kW)をはかる。
1. 復興再生のための海洋エネルギー利用
東北の沿岸域には水深200m以下の比較的平坦な海底が広がっており、これは沖合での海洋エネルギー利用には理想的な海域の一つである。海岸線約100kmにわたりアジア・太平洋地域最大の海洋エネルギー利用特別海区を設定し、近い将来、わが国原子力発電の相当量を再生可能エネルギーに置き換える出発点とする。
復興再生から国際競争力を確立し、グリーン電力による地産地消、および地産都消(300万kW)をはかる。
2. 再生可能エネルギーは陸から海へ、沿岸から沖合へ
右に挙げたのは稼働中もしくは各地において研究が進んでいる洋上風力発電および波力発電の事例である。洋上風車の可採風力エネルギー量は水深200m以下の沿岸域で613GWと、日本の全発電設備容量の約3倍にのぼる。また、波力エネルギーについては原発166基分と、その可採ポテンシャルは大変高い。
その一方で、地代、騒音、景観、バードストライクなど、陸上における風力発電の制約が洋上には存在しない。経済活動、観光・文化、教育など、様々な人間活動と環境保全が融合する海洋から、世界の模範になる総合的沿岸域管理・海洋空間計画を立案し、東北の再生、日本の再生を図る。