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三陸リサーチ・シーフロント構想
サーヴェイ#01_NaREC+EMEC
ワークショップ#01_平田小学校+釜石小学校
インタヴュー#01_伊東豊雄氏

 

 

 

 

 

OETR連携研究グループ事務局
東京大学生産技術研究所  北澤研究室
153-8505  東京都目黒区駒場4-6-1

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2013年2月に刊行された、
第1から第3回までの
OETRシンポジウムの成果をまとめた
報告書『美しく力づよい東北復興』より




ワークショップ#01
まちの将来につなげる
北澤大輔+黒崎明


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2012年10月23日に釜石市立平田小学校で、11月28日に同釜石小学校で、5、6年生を対象として、海洋エネルギーに関するワークショップを実施した。
本ワークショップは、釜石の将来を担う児童たちに、海洋エネルギーの開発や利用の方法について考えてもらうことを目的としたものである。総合的な学習の時間を2時限利用して、1時限目は海でエネルギーが発生するしくみ、エネルギーを取り出す方法やその装置、EMEC(European Marine Energy Centre)の実証試験フィールド、釜石での構想について、パワーポイントやムービーを利用してわかりやすく説明し、2時限目はいくつかのグループに分かれて、海洋エネルギーを中心とした釜石の将来の風景をスケッチにしてもらった。
児童たちは、感受性がとても豊かである。海洋エネルギーの話を聞くのはおそらく初めてであり、よくわからないところも多々あったと思うが、最後まで興味深そうに講義に耳を傾けてくれた。また、後半のスケッチでは、太陽光発電、風力発電、潮流発電を組み合わせたシステムや、エネルギーの遊園地への利用など、多くの斬新なアイディアが次々と産み出され、短い時間ではあったが発表会も行なわれた。
今回のワークショップは、両校の校長先生をはじめ、担任の先生方にも全面的にご協力いただき、大変実りあるものとなった。将来、児童たちが、本ワークショップの記憶を心に留め、海洋エネルギーを含めた釜石のまちづくりに貢献してくれることを期待したい。
[北澤大輔]


三陸の“まちづくり”とは、誇らしき“ふるさと”づくり
三陸の海
三陸の人たちにとって本当のふるさとは海と山のあいだにある
撮影=東京大学生産技術研究所



釜石の子どもたちとのワークショップ
ワークショップのようす ワークショップのようす
ワークショップのようす ワークショップのようす
10年後の担い手である小学校高学年を対象に
平田小学校と釜石小学校でそれぞれ講義と実習を行なった
撮影=東京大学生産技術研究所



釜石小学校6年生の卒業制作震災前
釜石小学校6年生の卒業制作
“釜石の奇跡”を生んだ三陸の子どもたちは、
将来のまちの姿にポジティヴなイメージをもっている
図版提供=釜石市立釜石小学校



子どもたちの実習作品海洋エネルギーセンターのイメージ

グループ作業のなかで相互に理解を深め、自由闊達に創作

“まちづくり”という捉え方、
海上都市、太陽+風+波のハイブリッド、
水中観測基地、船舶動力源としての利用、
奇抜な発電原理などが多くみられる


平田小学校の子どもたちの作品
平田小学校の子どもたちの作品

釜石小学校の子どもたちの作品
釜石小学校の子どもたちの作品(平田小学校よりも実習時間を長めに取った)

[構成=黒崎明]


初出=『OETR最終報告書  美しく力づよい東北復興』(東京大学生産技術研究所、2013)。



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line oetr@iis.u-tokyo.ac.jp line © Ocean Energy for Tohoku Regeneration 2012  

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